行く年、2016年。
2016年も今日でおしまい
相変わらず慌ただしい年の瀬を、皆さんいかがお過ごしでしょうか
今年は「祝!2016年!」で書いたとおり、
中国学連としての活動に多くの時間を費やしました
最後の方は、次の企画、次の企画、ってただひたすらに追われていたので、
大晦日くらいは落ち着いて、一つ一つ振り返ってみたいと思います
月バレのときとは違って、出し惜しみせずに書きますので、ご覚悟ください笑
そもそも、中国学連のホームページがここまで華やかになるとは、全くもって思っていませんでした。もはや恒例となった開催ツイートも、春リーグは「普通の文章だけ」のときもありました。春リーグ1週目から2週目の間の平日5日間は、広大バレー部の写真集を(死ぬ気で)作っていたので、ここまでは昨年と大して変わらなかったのだと思います。気持ちに変化が生まれたのは、おそらく2週目です。目の前で繰り広げられたのは、1回戦を全勝でターンした広島文化学園大学と3位で折り返した中国学園大学によるフルセットの死闘でした。ボールが落ちないって言うのは、まさにこのことを言うのかと。お互いが最高の攻撃をして、お互いが最高の守備を見せる。この試合に勝てば5年ぶりの優勝が大きく近づく文化はプレッシャーもあったと思いますが、それを紙一重のところで跳ね除けました。中国学連の歴史に名を残すベストゲームを間近で体感し、「これは盛り上げないと」と強く心に刻んだことが、最終週のバナー作成という第一歩につながったのです。
最近のホームページってスマホ対応を意識し過ぎたものばっかりで、はっきり言ってパソコンでもスマホでも見にくい、分かりづらいホームページが本当に多いと思います。スマホが登場するまでは、スクロールしなくていいコンパクトなページが主流でしたが、今はクリックやタップの回数が少なく済むように出来るだけ1ページに情報をまとめることが求められています。また、スマホのような小さな画面でもズームなしに見られるよう文字の大きさにも配慮する必要があり、それらをまとめてクリアする形としてバナーが主流の現デザインにたどり着きました。最終週の後も、個人賞、入替戦、中四国の開催バナーを作成し、中四国では広大OBの冨田先生から「すごいね。見ていて楽しい。」と声をかけていただきました。審判委員長として長く中国リーグを支えてこられた冨田先生の笑顔が見られたことで、方向性が間違っていないことを確認することが出来ました。また、広大の保護者の方や他大学の選手、保護者の方からも好意的な声が聞こえるようになってきて、「これは西日本インカレを本気でやらないと」と強く思うようになりました。
ちょうどこの頃からファンレターも頂くようになって、もう5通か6通になりますかね、定期的にお便りから元気をもらい、その度に「頑張らないと」と心を奮い立たせてもらっています。中国学連にはカメラがなく、私の個人カメラを使っている状況ですが、西日本インカレはグリーンアリーナのメインとサブ、計6コートで行われるので、結果ツイートが出来るか本当に心配でした。サブは望月くんのスマホに任せましたが、それでも1日目のメインは3セットマッチの4コート×8試合。1試合4枚は使える写真が必要だったので、それはそれは頑張りました(笑)2日目からの5セットマッチがどれだけ楽に感じたことか。ただ、グリーンアリーナは暗いからカメラマン泣かせの体育館なんですよね。早く中国学連のお金で良いカメラを買ってもらいたいところです。最終結果ツイートの200RT超えも嬉しかったのですが、中国学連の東亜大学が優勝し、福山平成大学が3位になったのは本当に嬉しかったです。ちょうど力を入れた大会だったので、中国学連のプロモーションとしては想像を超える大成功に終わりました。
昨年の秋リーグから全試合の写真を撮るようになり、ずっと「使わなかった写真どうしよう」と思っていました。せっかく西日本インカレも頑張って撮ったのに、って気持ちから写真集を作ろうと決意しました。いずれは作りたいと思っていたので、最初が西日本インカレだとインパクトもあって良いなと思ったのです。前にも言ったことがあると思いますが、広大みたいに、練習も試合も写真を撮ってくれる人がいるチームなんてめったにありません。広大にいると感じないかもしれませんが、「大会に出れば写真を撮ってもらえる」と言うのは選手にとっては結構なモチベーションになると思うのです。いつもより一人がちょっと張り切れば、チームとしてはすごく大きな張り切りになって、結果、練習でも出ないようなミラクルやスーパープレーが生まれると本気で思っています。今はファンの方々も写真を撮ってくださっていて、良い姿を「撮りたい」「撮られたい」お互いの関係性がすごく良い状態に出来上がっています。他学連の状況はよく知らないのですが、中国リーグなら、中国学連の主催大会なら自分が大きく取り上げてもらえるかもしれない、自分では思ってもみなかった新しい自分の姿に出会えるかもしれない、みんなにはそういうふうに思って欲しくて、じゃあ中国地方の大学に行こう、って思ってくれたら本当に嬉しいです。
上半期の取り組みが評価されたのか、今年の夏には月刊バレーボールの取材を受けさせていただいて、中国学連のホームページが月バレに初めて登場することになりました。ご覧になった方は気付かれたかもしれませんが、ホームページの具体的な内容についてはあえてほとんど触れませんでした。こだわったのは、私が広島大学のコーチであり、広島大学で培ったことを生かしている、という点です。つまり、広島大学の名前を出すことが最も重要だと考えていました。なぜなら、月バレに広島大学が1ページにわたって登場することなんてまずあり得ないからです。西日本の大学であれば、西日本インカレを優勝しても難しいことかもしれません。中国学連として注目を浴びるようになりましたが、やっていることは全部広島大学でやってきたことなんですよね。だから、広島大学のときから応援してくださった方々、一緒になって成長させてくれた人たちに感謝の思いを伝えるため、中国学連の広報担当としてではなく、広島大学の人間であることをアピールさせていただきました。まぁ同じ手を2回は使えないので(笑)、次の機会があれば今度は中国学連の広報担当として精一杯宣伝させていただきたいと思います。
下半期唯一の中国学連主催事業、秋季リーグ戦が始まり、いくつか新しい試みを取り入れることにしました。まずは、1週目、2週目、3週目の呼び方を、First stage、Second stage、Final stageに変更しました。2回戦総当たりのリーグ戦をやっているのはおそらく中国リーグだけだと思いますが、いくら時代遅れだと言っても、この制度はなかなか変わらないことが分かってきました。であれば、文句を言うのではなく、2回戦総当たりを盛り上げられるような工夫をした方が中国学連のためになると思い、プロ野球のクライマックスシリーズからヒントを得て新たに命名することにしました。カープ優勝の影響は開催ツイートにも表れることになり、望月くんがRCCテレビに対抗して縦読みツイートを取り入れてくれました。私が作ったのは全日本インカレの1回だけですが、これ相当頭を使うので、すらすら作る望月くんには頭が上がらなくなってしまいました(笑)オリジナルのバナーと縦読み文章の開催ツイートはすっかり中国学連名物になりましたよね。来年からもするかどうかはさておき、中国学連らしさが出てきたのはすごく良いことだと思っています。
この秋リーグ、最も湧いたのはMIP賞の投票&発表ではなかったでしょうか。Twitterの70RT超えは最終結果のツイートにも匹敵する数です。第1回にしてこれだけの注目を受け、やってよかったなと心から思っています。MIP賞には色んな思いがあって、まず一つは、これまで個人賞とは縁遠かった人にも表彰されるチャンスが生まれました。特に広島大学のMIP賞に輝いた金尾、もこは象徴的で、もこに至っては試合に出ずして受賞したんだから大したもんです。金尾やもこの頑張りはこれまでも評価されていたことだと思いますが、改めて結果として出ると、より多くの人たちにその頑張りが認められます。そうすると、自分のやってきたことは間違いじゃないんだなって思えるし、次はもっと頑張ろうって思えるから、これもまた好循環のサイクルにつながります。今回、選手の中でどれくらいの人が投票してくれたのかは分かりませんが、投票って結構注意深く相手のことを見ないとなかなか出来ないことだと思います。現役生の人には全員に投票してもらいたいと思っていて、敵チームであっても良いところを認めて、それをみんなにも伝えて欲しいと思っています。あの選手、実はこういう駆け引きが凄かった、とか、練習でみんなを支えてくれていた、とか、ファンの立場からだと分からない、現役生にしか分からないポイントをどんどん教えて欲しいのです。みんなが投票するようになれば、敵チームであってもリスペクト出来るし、陰の努力に光が当たるようになるので、よりレベルの高いバレーボールが出来るようになります。中には厳しいコメントもあったように、もはや中国リーグに妥協が許される環境はありません。必ず誰かが見ています。でも逆に言えば、必ず誰かが見てくれています。コメントの影響力がどれほど大きいかはよく分かってもらえたと思いますので、良いコメントが出来るように、一人の人間としてよく見て欲しいのです。荷物の整頓から補助員、試合観戦時の態度など、ファンの方々や選手同士で監視の目を光らせ、中国学連に所属する大学生の成長を後押ししていただきたいと思います。
全日本インカレの前には中国学連の総集編ビデオも作成し、YouTubeチャンネルの開設までこぎつけました。試合動画も続々アップしていて、見てくださった方も多いのではないかと思います。東亜、平成戦の動画はYouTubeやTwitterを見ると出てくるのですが、チーム以外、つまり個人がアップするのは基本的にNGだと思っています。しかし、YouTubeもTwitterも肖像権の管理には追いついておらず、はっきり言ってSNSは無法地帯と化しています。これを取り締まるのはもう不可能なレベルになっているので、考え方を変えて、中国学連が責任を持って動画もアップしていきたいと思っています。違反する人をなくすには、もうこの方法しかないと思うんですよね。中国学連が公式に動画をアップするようになれば、わざわざ個人的にアップする人もいなくなるはずです。中国学連としてもファンの中に秩序を守らない人がいるのは困るので、選手もファンもクリーンな環境でバレーボールを楽しんで欲しいと思います。
今年で中国学連の「1年間の流れ」が分かりました。色々と新しいことにもチャレンジしてきましたが、一応どれも手順を踏んでやってきたつもりなので、他学連にはぜひ真似をして欲しいと思っています。リーグが始まればまずは開催ツイート、そして試合中の様子は写真に撮って、終われば試合動画をアップする。それだけでも学連として十分評価されると思うんですよね。MIP賞も出来れば作った方が良いと思いますが、これは選手とファンの意識が高いリーグじゃないと絶対失敗に終わります。中国リーグのMIP賞が成功したのは、これまで長年にわたって築き上げてきた選手とファンの絆があるからに他なりません。他学連のことは知らずに言いますが、ファンのレベルは中国学連が間違いなく一番だと思っています。だって、交通の便がめちゃくちゃ悪いところだって、大学の薄暗い年季の入った体育館にだって、それでも立って試合を見てくださっているのなんて中国学連のファンだけに決まっています(笑)みんなはバスの中で寝てたら体育館に着くのかもしれませんが、遠いところから運転して来られたり、電車とバスをいくつも乗り換えて来られたり、ファンの方々が置かれている状況というのはすごく過酷なものです。でも、そうやってでも応援したいと思わせる力が中国リーグにはあるのです。もう10年以上中国リーグを見ていますが、特に最近の中国リーグは見ていて本当に面白いし、ファンの方々が応援してくださる理由が確かにあるなと感じています。未来を感じる素晴らしいリーグ戦に年々なっているので、私自身も楽しみながら、更なる発展に貢献していきたいと思っています。
この間、栃木在住の東くんに中国学連の話をすると「中国学連って?」と言われました。そうなんですよね。ひと昔前は広島大学に事務局がなかったこともあり、「学連って何?」というレベルです。私と近い世代の人たちはおそらくみんなそんな感覚です。でも、「中国学連」っていう言葉は、広島大学に限らず、もうみんなが当然知っていることになったのではないでしょうか。現に、Twitterで「中国学連」と検索するとたくさんのツイートに出会えます。中国学連はバレーボールだけじゃないはずなのに、バレーボールの話題が次から次へと出てきます。この人々の意識の変化が、この1年間で最も嬉しかったことです。当然じゃなかったことを、当然に変える。それにはとてつもない苦労を要しますが、それだけ達成感もあるしやりがいも感じています。「中国学連」を心に植え付ける、という今年の目標は達成しました。来年は芽を出させます。来年も中国学連にご期待ください。
では、最後にみんなが書いてくれた今年の目標を貼り付けておきます
みんな、目標は達成できましたか
私は、達成したと言っていいのではないでしょうか笑
最後の2か月は忙しくて更新できませんでしたが、
今年は食べ生きが自分でもびっくりするほど大いに盛り上がりました
2017年の目標は、明日にでも考えておいてください
それでは、今年も残りわずかです
私はもうお風呂に入りましたそばも食べました笑
まだの人は早めに入って早めに食べましょう笑