中四と言えば、そう、恒例の社会人基礎力についての勉強会です
(経済産業省ホームページより「
3つの能力/12の能力要素」)
今年は人数の関係で、一人一個ではなく、グループワークをして発表を行いました
(経済産業省ホームページより「
能力の全体像」)
1年生が「前に踏み出す力(アクション)」、2年生が「考え抜く力(シンキング)」、3年生が「チームで働く力(チームワーク)」について発表し、4年生は奥野が就職活動を踏まえて、軍神は教育実習を踏まえて社会人基礎力について発表します。発表時間は2分間として、3年生までは発表者一人、質問に答える人が一人です。
さぁ、それでは何と
みんなの発表内容をほぼ原文のままお伝えします
超速で頑張ったので、誤字脱字があったらごめんなさい
それでは1年生からスタートです
もっちー「僕たち1年生は社会人基礎力の中でアクションというところについて話をしました。まず、一つ目の主体性というところで、進歩するために自分たち自身で考えて取り組む行動というのには、主体的な行動というのと、自主的な行動というのがあり、この自主的と主体的というのは、似て非なるものであるのではないかと考えました。」
もっちー「自主的というのは、存在する答えに向かって自分から行動していくことであり、主体的というのは、現時点で答えという認識はされていないのですが、自分の中で創造的に答えにたどり着こうと励む行動ではないかと思います。
言うなれば、自主的な行動というのは、舗装された道を通って、ゴールに向かうために努力することであり、主体的な行動というのは、道なき草原の中で、ゴールにたどり着くために、努力するということではないかと思います。つまり、自主的な行動の上に主体的な行動があるということで、自主的な行動で答えを見つけたことに慢心せずに、主体的な行動をしなければ社会に出てから必要な人材と成り得ないと思います。
これをバレーのことに関して言うなれば、バレーというスポーツというのは、ワンプレーワンプレーに絶対的な答えというのがあるわけではないので、チームの方針に従いプレーすることは、とても大事なことで大前提ではあるんですが、そのことだけに固執してしまうのではなく、そのときに応じて最適なプレーを選択することがバレーにおいて主体性のあるプレーであるのではないかと思います。
次に働きかけ力ということで、なぜアクションという能力のところに働きかけ力が属しているのかと考えて、自分自身が行動することで相手が主体的な行動に向かうように促すことが必要であるから、働きかけ力がアクションに属しているのではないかと思います。
それについて1年生の中で話し合って出てきたことなんですが、今日の試合前にベンチとコートの中のコミュニケーションがいつものように騒いだりというか、いつものように出来ないという中で、チームが波に乗れていなかったときに、先輩方が何か言葉で表現するということではなくて、「笑顔」っていうアクションで周りに働きかけをしてくれたことで、チームが良い方向に向かうことが出来たのではないかと思います。
また、今日の試合では、昨日のミーティングで雄紀さんが、2セット合計25点以内で抑えるという目標を設定してくださったんですが、これは明確な目標を設定して行動するということ、すなわち、実行力を試すということだったのではないかと思います。
ただ、今日の試合では3点オーバーしてしまいましたが、明日の試合を見据えて、この3点を無駄にすることなく、粘り強く取り組んでいくことが、この社会人基礎力の3つの能力の一つである前に踏み出す力、アクションであるのではないかと、僕たち1年生は考えました。以上です。」
(パチパチパチ)森井「最初からこれって、すごない
」
笑
和泉さん「3分10秒ということで、まずは短く詰め込むことのむずかしさというか、短くまとめることのむずかしさというのは感じてもらえたと思うんだけれども、それにしても内容としては非常によく考えられた素晴らしい内容だったと思うし、もっちーの発表もよかったと思う。」
(質疑応答)
真伍「働きかけということで、笑顔が具体例として出たんですけれども、今日のように声があまり出せないといった状況の中で、笑顔以外で何か働きかけられる行動というのはどんなことが挙げられますか。」
遠藤「僕たちは、働きかけ力がアクションにあるということは、まず言葉で伝えることではチームワーク力になるかと思いますが、働きかけ力というのは動作で表すので、笑顔っていう動作が出たんですけれども、ハイタッチや、最近かずきさんとこういうジェスチャー…(笑)、こういうコミュニケーションが働きかけ力だと思いました。以上です。」
和泉さん「アクションを起こすのは非常に簡単なんだけれども、失敗するときというのはたくさんあるんだよね。今、1年生として失敗したときに、まず第一に、心がけていることは何かを答えてください。」
遠藤「それは、まず僕らが失敗したことを共有しあって、同じ失敗が繰り返されないようにやっています。こういうアクションといのは、何と言えばいいか分からないですが、とにかく、一人のミスを一人のせいにせず、みんなで分かち合っています。以上です。」
−−−1年生の発表、素晴らしかったです
続いては2年生、発表者のさきにゃんは緊張してドキドキが止まりません
笑
さきにゃん「えっと、わたしたち25は、シンキング・考え抜く力について…んふふっ(笑)もう1回お願いします!」
和泉さん「もう1回
」(全員爆笑
)
ガヤ1「おいおい、アナウンサー志望だろーがー」
ガヤ2「そんなんじゃMステ出れんぞー」
ガヤ3「タモさんに「もう1回」とか言うつもりかー」
ガヤ4「生放送無理だなー収録しかできんぞー」
ガヤ5「それでもテイク12くらいまで行くなー」
(
笑)
和泉さん「よし、ちょっと待てよ、はい、テイク2どうぞ」
さきにゃん「はい、わたしたち25は、シンキング・考え抜く力について考えました。まず、考え抜く力で大切なのは、良いときと悪いときを考えること、プラスマイナスを考えることです。ここで課題発見力と計画力と創造力、シンキングにはこの3つの力が含まれるんですけど、まず、課題発見力とは他のサポートを考えることではないかと思います。
例えば、ミーティングではビデオ、スタッフさんからの助言や親、マネージャーとの会話、このサポーターたちを客観的に受け入れることで良い結果を得ることがあります。まず、自分の価値観の中で収まるのではなく、一歩引いて受け入れることで新たな自分が見えてくるというところがあり、その新しい価値を生み出す力が創造力につながっていきます。また、バレーだけじゃなくて、大学生活や社会、友達との関係とか、視点を変えることで、バレーに結びつくこともたくさんあると思います。
次に、計画力は、目標をまず明確にすることと捉えました。計画するにあたって大切なこと、必要なことは、知識であったり、今までの経験であったり、話し合ったりすることで、チームプレーは特に意志の統一が求められると思います。ここでまた、自然と出てくるのが創造力であり、まず、創造力は何かなと考えたときに、創造力は自分から作り出そうと思って作り出すわけじゃなくて、課題発見をしたり、計画をいろいろ考えたりする中で、自然と出てくるのが創造力であり、それをまた自覚することで、吸収しているものを発信できる力に変わっていくのだと思います。
わたしたちは、そんな感じで、バレーでシンキングを作り出したことで、シンキングを考えたことで、また社会に出て同じように繰り返し繰り返し循環を作って、頑張っていきたいなと思います。エヘヘ(笑)」
(パチパチパチ)
(質疑応答)
森井「シンキングについて、リポートありがとうございました(笑)僕はよく池田とか遠藤とかを見ていて、なんでこんなことが分からんのやって言うんですけど、シンキングが出来ていない、ノーシンキングなんだなと思いました(笑)今、広大がシンキング出来ていることとシンキング出来ていないところ、それからそれの解決策を具体例を示して教えてください。」
尾嵜「今広大に一番欠けているものはやっぱり、人を変えるという部分だと思います。バレーでうまくいかないことに対してバレーボールで解決しようとする、バレーに原因を求めがちだと思うんですけど、やっぱり、池田であればはっきり言うとメリハリのなさとか、情況把握力の低さというのがプレーの波につながっていると思っていて、そういうところ、バレーに関してバレーで解決するんじゃなくて、その他の日常生活、食生活、学校での授業態度、そういうものがバレーをする上で非常につながっているのではないかと思います。以上です。」
谷「視点を変えるということで、今も日常生活をバレーにつなげてという話があったと思うんですけど、例えば、自分も現役のときにやっていたことで、日常生活の中でこれをこう意識したらバレーボールのこのプレーが必ず上手くなると思ってすること、自転車のこぎ方とか足の力の入れ方とか、こういうところで筋肉の使い方を考えようかなと意識していたことがあるんですけど、今実際に日常生活において、バレーボールのこのプレーのために自分はこういったことをしている、レシーブをこう我慢するために歩き方とか授業中の姿勢をきちっとするとか、そういった日常生活で意識していることを教えてください。」
尾嵜「基本的には規則正しい生活を意識していて、それは早寝早起きとかそういうことだけじゃなくて、食生活の面でもバランスをよくとること、自分であればやっぱり左側の筋力が弱いので、日常生活では荷物を左手で持ってみたり、ウエイトは日常生活と離れるんですけど、左側を強化しようという意識でやっています。」
和泉さん「2年生の中で尾嵜から見て一番疑問な人は誰ですか。」
尾嵜「準備とかしていて非常に効率が悪いと思っていて、まぁ池田がそうなんですけど(笑)、ポールがこう2つあって、こっちに2人いてこっちに1人いるとき、大体、壮祐、池田、惇平がそうなんですけど、この2人いる方に絶対行って、こっち側は1人なのでこっち側だけ遅れて、しゃべってるのか準備しているのかよく分からない、効率の悪さが非常に僕の目には留まります。」笑
和泉さん「そういう疑問を解決することが求められているわけで、俺もお前たちが1年生から入ってきて、当初疑問に思うことだらけなわけだけれども、なんでこいつはこんなことするのかなと日々考えているわけよね。こいつはなんでこういう風になって、こういう結論、結論というのはいわゆる行動として出てくるものだけれども、なんでこいつこういう結論が出るんだろう、なんでこう考えているんだろう、というところを俺というか第二者第三者側も考え抜いて欲しいなという風に思っていて、それは将来的に他者を理解することにつながっていくと思うので、世の中ものすごく色んな考え方をする変わった人もいるけれども、その一つ一つになんでだろうと思って、あーなるほどねっていうのが思えるような人になって欲しいと思います。一つ一つのその疑問に思っていることに、いちいちイライラして心が動かされても豊かでないので、その人はあーこういう考えでこういうことやるんだなと言う風にさっと理解できたら腑に落ちるっていう部分もたくさんあると思う。以上。」
−−−さきにゃんのアナウンサーへの道は始まったばかりです
笑
続いては3年生、お
しゃべり上手な中田がスタンバイOKです
笑
中田「僕たち24はチームワークについて調べました。チームワークを結成することにおいて、そもそもチームワークというのは、一人で出来ないことをチームですることであり、個人個人の集まりがチームワークにつながっていて、そこに必要になってくるのがまず規律、と言うのも、やりたいことを明確にしてルールというのを作っていかないと、一人一人がチームとしてまとまりが出てこないので、それが前提だと思います。
それを日常生活で言うと、服装や身だしなみ、広大バレー部ということを理解して自発的に行うことであったり、バレーの練習においては、ベースポジションから動いてブロックのレシーブの兼ね合いなどいろいろとラリーごとに確認するといったことが主に挙げられます。
次に、チームに必要なのは、一人一人の発信力というものが大事であって、まずこれは日常生活では、よくあるのは練習メニューをホワイトボードに書いて、そのメニューだけでは意図が分からない、そういうときに意図を伝えたり、詳しい解説といったものを、今幹部の方がされているんですけれども、そのことをバレーでは、試合ではコート外の人が中でプレーする人に対し、客観的なことをチーム全体に伝えることが大事になってきます。
特に大事になのが、発信する人もそうなんですけれども、聞く人も傾聴力というものが必要であって、ただ伝えて聞くだけでは理解できないことがある、それは、聞く人が理解しようとする姿勢がないとダメだと思うので、日常生活では、AくんがBくんに与えているアドバイスについて、Cくんもちゃんと聞いて、自分にあてはまることがあればちゃんとそれを受け入れることが大事になってきます。練習でも、ポジションが違っていても、自分にもあてはまることがあれば受け入れることが大事だと思います。
次に必要なのが、傾聴力と似ているんですけど柔軟性、聞くだけで自分の意に反するものがあったとしても、それを一度客観的な視点で、考え方を柔らかくして受け入れるというのは大切になってきます。そして続いて情況把握力というのがあって、この情況把握力の「情」が「状」ではないのは、人の気持ちや自分のまわりがどうなっているのかを把握することであって、そういう情況を理解することが大切になってきます。バレーでは誰がどこにいて自分がどこでどうするべきなのかを理解する、といことがやはりボールを簡単に落とさないことにつながってきます。
最後にストレスコントロール力、集団でやることに関して、一人一人のまとまりなので、必ず対人関係においてストレスというものが生まれてきます。練習においても常に相手の意図をくみ取ったり気持ちを察することによって、相手との衝突が避けられるだけではなくて、お互いの信頼を築きあげることもできるのではないかと思います。それは、バレーの試合では敵を相手にしても、敵の意図をしっかりと読み取って理解することによって、先手を取って、相手から後手を取られることがないように、ということが大事になってきます。以上でチームワーク力についての説明を終わります。」
(パチパチパチ)
(質疑応答)
軍神「6つのことに関してバレーのことを例にあげて語ってくれたと思うんですけれども、檜山がバレーの中で一番培われたのがどれで、それが培われた場面といのがどのような場面で、今後どのような場面でそれを生かすということができると考えていますか。」
檜山「まず、僕は小学校からバレーをしているんですけど、色んな先生から教えてきてもらって、高校くらいにある程度自分の考え方、バレーに対する考えが固まってきたというか固定観念があって、広大に入ってなかなか最初はその固定観念を外すことができなかったんですけど、4年生や3年生の方、僕が1年生のときの、2年生の方やスタッフさんの方々のアドバイスをとりあえず一旦聞き入れようとしました。それを実行に移して、自分がどのように変わるかなと。その結果、広大バレーを実感することができて、実際それで成長することができているので、傾聴力、この傾聴力をこの夏にある教育実習で、まぁ先生が怖い方なので、一旦聞き入れてみようかなと思います。」
尾嵜「今、広大バレー部において規律がチームワークにどのようにつながっているか教えて欲しいです。」
檜山「まず、チームを統制するためには4つの重要なポイントがあるんですけど、まず目標を共有することと、チームである人とチームでない人が何が違うのかということが明確であることと、一人一人の役割がはっきりしていること、あと一つは忘れたんですけど(笑)。」
尾嵜「楽しもうとしていることがどうつながっているか、僕であれば、なあなあとか慣れ合いでやっても、仲は良くなると思うんですけど、チームワークは関わらないと思うし、じゃあどういうときにチームワークが関わるかと言うと、苦しい戦いをものにする、勝利することでチームワークというのはどんどん上がっていくと思います。広大バレー部のコンセプトがどのようにチームワークに関わっているか教えてください。」
檜山「尾嵜が言ったように、おふざけで盛り上がったりするようなことはチームワークにつながらないと思うんですけど、そもそもなぜチームワークが必要なのかと言うと、個人の能力ではどうにもできない、今は競争社会になっていて、それを集団でやることによって大きな力を発揮することが、チームとして大きな成果になります。さっき、みんなで勝った喜びを共有する、それもチームワークの成果であって、さっき、規律について、規律性とは社会のルールや人との約束を守る力と定義されているんですけど、今の広大バレー部はおふざけでやっている部分もあるんですけど、歯止めをきかす人、尾嵜であったり上級生の方といったハードルがあってのおふざけであるので、規律性をやぶっているとは僕は感じてはいないし、歯止めをする役割の人がもしチームにいなかったら、それはチームとして成り立っていないと思うし、チームワークとしての力を発揮できないと思います。」
−−−これからは幹部として、さらなる成長を期待しています
続いて4年生は一人ずつ、まずは軍神が教育実習と社会人基礎力について話します
軍神「(冒頭、学連で考える暇がなかった言い訳を披露)まずはじめに、教員に関わることなんですけど、まずこの社会人基礎力について、遠藤が言っていたことと重なるんですけど、自分もアクションは表に出るような部分であって、シンキングの方が内面的な中のことなのかなという風に考えて、そもそもアクションが一番何事も始まりで、アクションがなければそのチームワーク、シンキングという方にもつながっていかないと考えていて、教育実習を通して感じたことは、やっぱりアクションっていうのはそもそもこどもたちに対して、どのように育って欲しくて、どのように教育していこうかっていう思いを抱いて、行動し始めようとするところがまずアクションに当たっていて、シンキングというのが、それに向けて、そのこどもたちにどういう、授業を通してどういう力を身につけさせていこうとか、この子にはこういうところがあるからどうしたらそこが良くなっていくんだろうっていうところを考えていくところがシンキングで、チームワークっていうところが、やっぱりその教員の横のつながりのチームワークもあれば、そのもっと広い範囲の家庭であったり保護者の方々であったり地域の方々、教育委員会とか、まさに、また戻れば、こどもたちとのチームワーク、学級でのチームワークというのもすごく関わっていて、教育実習を通して社会人基礎力といのは大事だ、大事だっていうのは淡白な言い方ですけど、大事だというふうに感じていて、そのことよりも一番言いたいのは、なんかバレーでも同じことは言えるっていう話をみんなしてきれくれたと思うんですけど、バレーでも言えて教育でも言えるところで、たまたまその二つが当てはまったわけじゃなくて、たぶんこの社会人基礎力に必要な要素っていうのは、自分たちが何かしようと思ったときに、その目をこらしていけば、一つ一つの要素っていうのは散りばめられていて、それを意識して見ようとするか、意識して考えて取り組もうとするかどうかで、この力が養っていけるかどうかに結びついているのかなっていうふうに思って、今勉強していることであってもバレーにおいても日常生活の部分においても、それぞれの周りにどれだけたくさんの能力を磨く要素っていうのがあるのかっていうのを一人一人が考えながら行動していければ社会人基礎力っていうのがみんなも身についていくのかなというふうに思います。ちょっと何が言いたいのか分からなくなって、課題とあってないかも分からないんですけど終わります。」
(パチパチパチ)
(質疑応答)
大須賀「教育実習の中で軍神さんがどのようなアクションを起こしてどのような成果が得られましたか。」
軍神「まず、教育実習に行くにあたって、教育実習だし、自分の実習だから、自分が教師になるために必要な力、授業力であったり、力を身につけていきたいなと思って教育実習に臨んでいく中で、短期間で終わるんですけど、こども(児童)と、少人数のクラスだったんで、児童との関わりがすごく濃くて、結局は、前提としてはもちろん児童のためにっていうのがあるんですけど、どこかで自分が学ぼう学ぼうってしてたんですけど、途中から児童たちのためにどうやったらいいんだろう、これを児童に教えるためにどうやっていったらいいんだろう、どうやったら分かってくれるんだろう、というふうに考えるようになって、最初は自分の目線から見ようとしていたところが、こどもたちの目線で色んな物事を、授業であったり、学級環境であったりというのを考えていけるようになったのではないかと思って、初めの頃と終わりの頃を比べたらなったのかなって思います。」
金尾「軍神さんが教育実習をされて、社会人基礎力の中で困ったことと言うか、力がないと感じたことはありますか。」
(対談形式に一同爆笑
)
軍神「授業を考えていく中で、それまでの考えとかは、時間をかけて考えているつもりで、いろいろやってきたんだけど、それをいざ伝えようとなったときに、さらに言えば、小学生ってことで、小学生に分かりやすく伝えるってことがさらに難しくて、授業をするってなっても、場の設定をいろいろ考えているんだけど、その時間によって児童を動かしたり指示をしないといけないってなったときに、教師側がバタバタしてしまったり、うまく自分の思いとか意図を伝えきれないところで、児童がどうしたらいいんだろうとか困惑していることがあったりして、自分がいくら考えていくら思い描いているものがあっても、結局はそれが児童に伝わってなかったら児童のためにならないし、せっかくそこも無駄になってしまうところもあったので、すごい歯がゆい思いもしたので、バレーの中でも今もそうなんですけど、人に自分の思いとか考えを伝えるところが欠けて足りないところだと思うので、まだこれから磨いていかないといけないと思います。」
和泉さん「教育実習に行って、良いやつもダメなやつもいると思うけれども、こいつダメだなと思う人、または教育実習担当の先生からお前ダメだよって言われる人間が、この3つの要素で、3つの能力、アクションとシンキングとチームワーク、主にどれが足りないと思うか。」
軍神「チームワークです。」
和泉さん「よく怒られるやつとか、上手くいかないやつに何が足りないのか、それがチームワーク。分かりました。」
−−−しゃべるときには「。」を打って言いたいことをまとめましょう
笑
最後は、奥野が就職活動の経験を踏まえて社会人基礎力について話します
奥野「就職活動もなんですけど、幹部を含めてやってきた中で、社会人基礎力がなんで必要なのかというのをすごく感じるのがあって、結局、社会に出て求められる力と今ここでバレーボールを通して求められる力は一緒やなっていうのを感じて、それはその目的っていうのが一緒だなと思いました。
結局、世の中に出てもチームでも求められるのは最大の利益だったり、成果っていうのを一番効率的に早い段階で、近道で掴めるというのが一番大事であって、そのためのツールとして必要なのが、その一つ一つの計画力であったり課題発見力とか、そういう一つ一つの社会人基礎力っていうのを使いこなせるかっていう力が必要になってくるなというふうに感じました。
特にバレーボールっていうのがすごい分かりやすいと思うんですけど、成果を求めるためには今現在の自分たちの課題というものを発見しないとダメだし、それに対して適切な計画、予測っていうのを立てて、一人一人の働きかけによってチームを修正していったり、伸ばしていったりしないといけないし、そういうのっていうのは社会に出ても一緒で、結局売り上げとか利益っていうのを会社のために出していくには、一人の力じゃなくて、全体でどのように動けるかっていうのが必要だし、それによって自分たちが何をできるのかをすごく考えていかないといけないから、社会人基礎力っていうのが必要だと感じます。
バレーボールだけじゃなくて、世の中に出て必要なのは、ここにあるストレスコントロール力もそうだし、広い視野の中で、自分が何を求められていて、何をすれば一番効率的に、成果を求められるのかっていうのを判断しながら、やっていく力だなというふうに改めて感じました。以上です。」
(パチパチパチ)
(質疑応答)
もっちー「僕もいずれは就職活動をすることになると思うんですが、誠太さんがこの広島大学バレー部で、社会人基礎力を培ってきたと思うんですが、企業で面接とかをしたときに、誠太さんが思っていた以上に企業から求められた力というのはありましたか。」
奥野「自分がまずはこれが一番大事やなと思っていたのは課題発見力で、例えば会社がもっと売り上げを上げるために今どういう課題があるのか、どこを直していけばいいのかを考えないといけないっていうのは当たり前に分かると思うんやけど、思ったり大事やなって思ったのは、ストレスコントロール力で、やっぱり自分がどれだけのストレスに耐えられるかっていうのを、結構日頃の生活で培われていくし、周りの自分以外の就活生とかを見てても、そこが結構大きく差があって、自分がこうやって部活をやってきた中で、自分が納得しない中でもやってきたことがあったし、しんどくても頑張るっていうのは当たり前にやってきたし、人の予定に合わせて自分が生活する、例えば、チームの予定に合わせて自分の予定や行動を計画していくっていうのは当たり前だけど、普通の大学生にとってはそれすら大変な人もいてて、そういう意味で自分のキャパっていうのをどこまで持つか、どこまでを自分で許せるのか、当たり前のこととして流していけるのかっていうのが、就活だけじゃなくてこれから大人になっていくために大事やなって感じました。」
軍神「3年間部活をしてきて、和泉さんや雄紀など、たくさんのストレスに対して(笑)、それに対してどのようなストレスコントロール法がございましたか。」
奥野「確かに、たくさんのストレスを感じることがあったし、この名前を挙げられた二人だけじゃなくて色んな状況でストレスというのは常日頃からあると思うんですけど、一番部活を通して学べたことというか感じたのは、自分がどれだけ出来ていないかというのを認められるっていうのが大事なと思っていて、自分は和泉さんみたいに何でもすごい明快な頭で瞬時に判断して次のプランっていうのを立てられるわけでもないし、森井みたいに嫌なことでもズバッと言って周りが不安を抱えながらもしぶしぶついて行ったりとかいうような巻き込ませる、嫌でもついて来させるような引っ張る力っていうのもあんまり持っているわけではないけど、その分自分にしかない良さっていうのもその一方で感じて、多分自分は人とかいろんな可能性を切り捨てないところについては他の人よりも良さがあると思うし、チームが上に向かっていくにはすごい邪魔なのかもしれないけど、中途半端な立ち位置にいるからこそ、色んな人の目線だったり視野だったりを拾いながら、チームをうまくまとめて何とかやっていけるのかなあと、そういう意味でまとめていければ、あとは引っ張っていくのは、下にたくさん良い人材とか一人一人考えられる選手が揃っているので、そういう意味で自分は切り捨てない、全員を下から押し上げるような力っていうのが、そのストレスを回避をする力だし、そういう意味で、自分に自信を持てるっていうのが一番ストレスコントロール力かなというふうに思います。」
谷「ちょっと早いんやけど、幹部として総括というか、自分たちがやってきた中で、自分たちはどれが出来てどれが出来んかったって言うのと、次期の幹部に向けてどういったことを求めていきたいかっていうのをお願いします。」
奥野「自分たちが出来たことっていうのは、傾聴力の部分に関しては出来たかなというふうに思います。それは現在の課題が克服されているっていうんじゃなくて、自分たちの代で悪いところを出し切って、次の代につなげる土台っていうのを作れたかなと思います。そういう意味で、傾聴力から課題を発見するところっていうのは出来たと思うし、それは自分たちだからこそ出来る強みの部分でもあったかなというふうに思います。特に、次の代っていうのは、発信力だったり自分たちの、これだったら基礎学力って書いてるんですけど、一人一人の身体能力であったり、基礎知識っていう部分は、学力っていうのはバレーの知識だったり今までの経験っていうのがそこに埋め変わって入る部分だと思うんですけど、そういうのは自分たちよりもしっかりとしたものがあると思うし、一人一人の個性も強いと思うので、そういう意味で、アクションという部分がこれからの次の代の強みにはなると思うし、それを自分たちが4年生としてチームワークという部分でカバーしていければいいなと思います。」
−−−社会に出ても今の気持ちを忘れないで欲しいですね
お疲れさまでした
和泉さん「非常に素晴らしい発表をそれぞれね、しゃべらんかった人ももちろんこの議論には参加して、それぞれ考えて、発表者がしゃべった中、または質疑応答の応対者がしゃべった中に、その気持ちっていうのは入っているだろうと想定しています。
これを聞いて、どういうふうに自分たちが成長するかっていのが問われるわけだけれども、常日頃から俺が思っているのは、同じ経験をする中で、やっぱりこう周りにいる人間よりも一つでも二つでも、自分がプラス上回ってやろう、例えば今日のこの1時間半くらいの中で、成長する人間と成長せん人間がおると思うんだけれども、こん中で俺が一番成長してやるぞっていう気持ちで常にやって欲しいと思うんよね。
同じ1時間半、同じことを聞いてるんだけれども、それが人間の成長につながるかっていうのはもう自分次第で、それって数値化はできんけれども、仮に数値化できたとしたら、ランキングっていうのは出るわけなんよね。この人間は今日があったからこんなに伸びました、この人間は逆にマイナスになりました、ただ眠いだけでした、っていう人間もおるかもしれん。その一番上を常に取って欲しい。あらゆる、様々な経験をする中で、その経験というのを、自分が一番プラスに出来てるぞっていうところを掴んで欲しいなと。
それは日々の練習でも一緒だし、先ほど触れたアップなんかでもそうだと思うんだけれども、同じ時間、同じ内容でアップしてても、上手くなる人間と大して上手くならん人間が確実に生じている。それは、さっき言ったように、数値化できんから分からんけれども、必ずそれはできてるんだよね。
言うなれば、お前たちがバイトをして、1,000円稼げてる人間と、800円くらいの人間と、500円くらいの人間と、100円くらいの人間が例えばいるとして、それを終わった後に受け取るようなものが毎日行われているんだよね。そこでお前たちは現金だったら、1,000円取る人間と100円取る人間だったら、100円に人間は1,000円になろうと一生懸命努力するくせに、それが見えんかったらまぁ良いかと思ってしまう部分が必ずある。そこでやっぱい1,000円を見えないからこそ取りに行くっていう姿勢を俺は大切にして欲しいというふうに思っている。
この社会人基礎力っていうのは、企業側の意図を汲んで作られたものであるので、例えば俺が企業にいて入ってくる新入社員に対して持っといて欲しいものなんだけれども、基本的にはどれもやらん方が楽なんよ。ここに書いてある12個の項目っていうのは、やらない方が楽だし、やらない方がリスクが低い。やらなければ別に何か損するわけではない、自分個人としては。そういうものが12個並んでいる。社会に出るということは、自分がやりたくないこと、自分にとってリスクの高まること、自分にとっておもしろくないことっていうのを、あえて一生懸命やらないといけないということが、社会で求められてるんだっていうふうに一つ解釈して欲しいなと。
自分を律して、抑えて、自分がわがままをするんじゃなくて、何か人のため世のため会社のため、自分の見る児童や生徒、学生のために、何かしらやってやろうという一つ一つの働きかけが、この社会人基礎力の一つ一つの能力であり、俺が考えていく中ではそれが、一つ一つが子どもから大人になるということなんじゃないかなというふうに思っている。
そういう意味で、この4年間、18歳からだいたい22歳になる、19から23ということもあるかもしれんけれども、そういう本当に子どもというところから大人になっていくという中で、できるだけ早い段階で一つ一つの項目っていうのを、自分の中でクリアして、自分勝手、自分のわがまま、周りのことを考えずに自分本位で過ごしていく毎日から、やっぱり誰かにとってプラスになるような毎日を過ごす、そういう大人に変わっていく、そういう広大バレー部での日々にして欲しいなというふうな思いを込めて、これをずっとやっているので、毎年言っているけれども、広大から出て行く4年生は本当に胸を張ってこいつら使えます、世の中ですぐ使えますのですぐ使ってください、胸を張って言える人間しか卒業してないというふうに毎年言っているので、お前たちもぜひとも頑張って、その伝統を崩さないように、よりよいものに出来るように力を使って欲しいなというふうに思います。
今日は本当に良いものが聞けて、特にやっぱり1年生が、すぐにあれだけやれるということで、2、3年生は危機感を持って、じゃあどれだけの差があるのか、1年生と2、3年生との間にどれだけの差があるのか、もっともっとなるほどよう考えとるなという発表ができても良いんじゃないかと思うので、それはやっぱり求められているレベルっていうのが1年生よりも2年生、2年生よりも3年生っていうのが高い。同じルールで評価されるべきものではないと俺は思っているので、まだ発表する機会っていうのは他にもあると思うけれども、それぞれこのレベルで良いだろうっていうのを考えずに、高いレベルを持ってもっともっと取り組んで欲しいなというふうに思います。お疲れでした。」
−−−発表しない、質疑応対しないってなったときに、じゃあ他の人に質問しようってみんな考えましたか?また、発表するだけ、質疑応対するだけのミーティングだと思った人はいませんか?グループワークにした意義はそういうところにあるはずなので、和泉さんの意図をしっかり汲んで、先に先にいろんなことを考えられるようになって欲しいと思います。このような場で発言できる人は、チームが苦しいときに頼りになる人でもあるし、いつもチームに対して働きかけをしてくれている人でもあると思います。普段は色々と言うくせに、こういう場で黙り込んでしまうようでは自己中心的と思われても仕方ありません。質問をすれば、今度はもっと回答者が回答しやすくするためにはどうすれば良いのかなって考えることができるので、もしもまたこういう機会があるのなら、意見交換が積極的に行えるように一人一人が努力を怠らないようにして欲しいと思います。
以上、何はともあれここまで文字起こしをした自分に拍手したいと思います
笑
中四国の写真集はvol.3に続きます